取り組み報告
啓発
大阪大学共同研究講座シンポジウムに「海ごみゼロおおさか 未来創造プロジェクト」として登壇
2025.10.31


2025年10月31日に、大阪大学大学院工学研究科主催、「地域に生き世界に伸びる ~大阪大学の源流と連携の多様性~」と題して、第19回大阪大学共同研究講座シンポジウムが開催され全国から有識者など約70名が参加。大阪府環境農林水産部、大阪大学大学院工学研究科、古野電気の3者連携の取り組み、「海ごみゼロおおさか 未来創造プロジェクト」として登壇した。
- 日時:2025年10月31日
- 場所:大阪大学中之島センター 佐治敬三メモリアルホール
大阪府からは環境農林水産部 環境管理室 環境保全課の定道生課長が登壇し、「おおさか海ごみゼロプラン」による目標からこれまでの取り組みを紹介し、大阪湾における海洋プラスチックの現状課題と3者連携の役割と期待を紹介。続いて大阪大学からは、大学院工学研究科の中谷祐介准教授が、カメラとAIを用いた河川表層ごみの評価結果、および、大阪湾流出に伴う漂流・漂着シミュレーションを紹介するとともに、3者共同で行った様々な啓発的な取り組みも紹介した。そして古野電気からは開発部の西山義浩スマート水産業開発推進担当部長が登壇し、超音波技術を活用した河川水中流出評価の一環として、これまでの大阪湾主要ポイントでの定点観測を紹介。この取り組みと中谷准教授が進める河川表層ごみ流出評価とを合わせることで、精度の高い河川からの大阪湾流出状況の把握を目指している。
講演会後には、すべての講演者を対象にしたパネルディスカッションも開催。大阪府の定課長からは、このような河川水中流出を含めた調査は全国的にも類を見ないもので、この取り組みの重要性を改めて強調した。


すべての講演者を対象にしたパネルディスカッション。会場からの質問も含めて、活気のある議論が繰り広げられた。
(当プロジェクト主幹:大阪大学)



