海ごみゼロおおさか 未来創造プロジェクト

海ごみゼロおおさか 未来創造プロジェクト

2025年2月から、「大阪ブルー・オーシャン・ビジョン」の実現に向けて、
大阪大学大学院工学研究科、大阪府環境農林水産部、そして古野電気株式会社の3者が連携し、
「海ごみゼロおおさか 未来創造プロジェクト」をスタートしました。
このプロジェクトは、2050年までに海洋プラスチックごみによる新たな汚染をゼロにする社会の実現を目指しています。
その第一歩として、大阪湾へのプラスチックごみ流入ゼロを目標に掲げ、実態調査や地域住民への情報発信、啓発活動を通じて、
「海ごみゼロおおさか」という未来を創り出すため、取り組みを加速していきます。

海ごみゼロおおさか 未来創造プロジェクト

役割
ROLES

役割
  • 大阪府 ロゴ

    政策による環境改善の推進

    • 大阪湾へのプラスチックごみ流入ゼロの実現
    • 精緻なプラスチックごみ流出量の把握に関する先進事例
    • 産学官連携の取り組み創出
  • 大阪大学 ロゴ

    学術的知見と技術開発

    • 海洋環境の保全・再生に資する学術的知見の集積と基盤技術の開発
    • フィールドワークを通じた実践型環境教育による人材育成
    • 最先端技術を活用した地域課題解決やSDGs達成への貢献
  • 古野電気 ロゴ

    技術による課題解決への挑戦

    • 海洋ごみの現状把握の確度向上に向けた取り組み
    • 流出済み海洋ごみの状況把握に向けた取り組み
    • 海洋環境に関する社会課題に対する意識向上への貢献
    • 新たなセンシング技術の獲得や水産業振興による現業発展への期待

取り組み報告
PROGRESS REPORT

啓発
大阪府 大阪大学 FURUNO

大阪大学共同研究講座シンポジウムに「海ごみゼロおおさか 未来創造プロジェクト」として登壇

2025.10.31
大阪大学共同研究講座シンポジウム

2025年10月31日に、大阪大学大学院工学研究科主催、「地域に生き世界に伸びる ~大阪大学の源流と連携の多様性~」と題して、第19回大阪大学共同研究講座シンポジウムが開催され全国から有識者など約70名が参加。大阪府環境農林水産部、大阪大学大学院工学研究科、古野電気の3者連携の取り組み、「海ごみゼロおおさか 未来創造プロジェクト」として登壇した。

技術 啓発
FURUNO

関西学院高等部による、武庫川河口周辺での水中ごみの魚群探知機を使った探知実験に協力

2025.10.02
関西学院高等部 学生

「海洋未来プロジェクト」(市立西宮高校主催、阪神間高校が集結し、海洋プラスチックごみの議論)に参加していた関西学院高等部が、独自の研究として、河川水中を流れて海に出ていくごみの見える化をすべく、魚群探知機による水中ごみ探知実験を、武庫川河口周辺にて行った。
当社技術員も研究に協力し、魚群探知機での物標の映り方を指導するとともに、魚とそれ以外の物標との見分け方の可能性を相互に議論し考察した。
魚群探知機のセンサーを河川対岸へ向けて設置し、ごみの水中での通過を判断できるかの評価だが、今回はフィールド評価が2回目ということもあり、魚群探知機の操作方法に加えて、水中移動物標(魚やごみ、気泡など)の反応から、どのような動きをしているかなどを想像しながら知見を高めることに重きを置いた。

※「海洋未来プロジェクト」は、講師として大阪府環境農林水産部、および、大阪大学大学院工学研究科が、3者連携協定に基づき協力

  • 魚群探知機
  • 水深1mにセンサーを対岸に向けて設置し、センサー向きを微調整しながら反応例を比較
  • 通過する船舶を利用して、気泡による反応比較なども確認
啓発
大阪府 大阪大学 FURUNO

阪神間の高校生と、海洋プラスチック課題を議論

2025.08.22
集合写真

SSH指定校である兵庫県西宮市立西宮高等学校が企画として立ち上げた「海洋未来プロジェクト」に、古野電気、および大阪府環境農林水産部、大阪大学大学院工学研究科の3者が協力。阪神間の高等学校から5校33名が古野電気のサウスウィングに集結し、講義や実技、グループディスカッションとともに、グループに分かれてテーマ設定を行い、それぞれが考える現状の課題を発表した。

技術
FURUNO

大阪湾(武庫川 淀川 大和川)河口周辺調査報告

2025.08.01
大阪湾(武庫川 淀川 大和川) 地図

目的

  1. 指定河川の河口周辺を中心に定点観測し、海底(水深)の状況、塩分濃度と水温の関係を継続して調査。併せて目視での表層ごみの状況を確認することを目的とする。
  2. 河川から海へ流出したごみの動向と海底堆積状況の見える化に向けて、様々な視点で継続して定点観測を行うことで、様々な視点でごみ把握の可能性を模索する。
  3. 年3~4回実施。
  4. 定点観測に向けた準備段階であり、継続的にどのようにデータ取得すべきかを模索。
  • 観測点でのCTD調査
  • 実験船内でのデータ確認
  • CTD投入位置やルートが設定されたプロッタ(ナビゲーションシステム)
啓発
大阪府

ゲーム感覚で海岸ごみ拾い! クリーン・オーシャンクエストinさかいはま

2025.07.05
クリーン・オーシャンクエストinさかいはま 写真

大和川水環境協議会主催による、ゲーム感覚で楽しみながら清掃活動を行う住民参加型クリーンアップイベント「クリーン・オーシャンクエストinさかいはま」が開催され、「海ごみゼロおおさか 未来創造プロジェクト」として、大阪大学、古野電気もこの取り組みに協力した。総勢60名が参加した当イベントは、一般社団法人 加太・友ヶ島環境戦略研究会が運営し、ゲーム感覚のごみ拾いに多くの子供たちが楽しみながら参加。また、現状の海洋ごみの問題などをセミナー形式で紹介し、改めて親子や友人同士で未来の海を一緒に想像する場となった。

  • 堺浜自然再生ふれあいビーチに約60名が集結
  • 宝箱を見つけると、そこにはミッションが!
  • 大阪湾の海ごみ流出の現状をわかりやすく解説
啓発
大阪府 大阪大学 FURUNO

2025大阪・関西万博「BLUE OCEAN DOME(ZERI JAPAN)」パビリオン催事登壇【動画紹介】

2025.05.14
「BLUE OCEAN DOME(ZERI JAPAN)」 写真

古野電気が想像する2050年の未来の海「Ocean5.0」の紹介にはじまり、同社の海洋DXの取り組みとともに、環境課題に共に挑む大阪府環境農林水産部や大阪大学大学院工学研究科との連携について紹介。

啓発
大阪府 大阪大学 FURUNO

“海ごみゼロおおさか”未来創造プロジェクト 事業連携協定を締結

2025.02.18
“海ごみゼロおおさか”未来創造プロジェクト 締結式 写真

大阪府環境農林水産部と大阪大学大学院工学研究科、古野電気は、大阪湾に流入するプラスチックごみの実態調査や住民等への情報発信、啓発など、海洋プラスチックごみ対策を推進し、「海ごみゼロおおさか」となる未来を創造するための事業連携協定を締結した。